ワーケーションは「非日常」であるべき?定義を振り返ってみよう

   

summary

  • ワーケーションとは、「ワーク」と「バケーション」を掛け合わせた造語
  • しばしば「非日常の場」で行われる仕事という特徴が挙げられる
  • その場所はリゾート地や観光地に限らず、自らが非日常を味わえればどこでも良い

    

ワーケーションは「非日常」であるべきか…

    

という問いには、「非日常」の捉え方が人それぞれ異なるのでなんともいえません。と逃げの一手に出ることもできるのですが、今回はワーケーションメディアらしく、そこについてしっかり考えてみることにします。

    

まずワーケーションの特性として、よく「非日常の場」で行われる仕事、というのが挙げられますよね。

そもそもワーケーションは「ワーク」と「バケーション」を掛け合わせた造語とされています。

そのため、「バケーション(休暇)」はワーケーションにおいて重要な要素といえるでしょう。

しかし、東京に住んでいる人が都内のホテルやカフェで仕事をすることは「ワーケーション」とは呼べないのでしょうか?

    

もちろん、そんなことはないでしょう。

ただ、普段の日常とは違った、新鮮な気持ちになれる場所であればあるほど、ワーケーションは効力を発揮するのは疑いようのない事実。

    

本記事では、ワーケーションの定義や考え方をふまえ、ワーケーションにおいて「非日常」の要素が大切な理由を述べていきます。

    

ワーケーションは「日常の中の非日常」であるべきである

ワーケーションは、日常(仕事)の中に、非日常(バケーション)の要素が加わることで、これまでになかったアイデアが生まれたり、生産性の向上が期待できたりするものだと考えています。

    

そのため、リゾート地や観光地に行かなくても、自分が「非日常」に感じられる場所であれば、どこでも構わないのではないでしょうか。

    

東京に住んでいる人が都内のホテルやカフェで過ごすことも、その人にとってそれが「非日常」でわくわくできる場所なら、それは立派なワーケーションということです。

「カフェはよく行くし非日常とは言い難いよ」という人もいれば、「お洒落して自宅を飛び出て、都内のガラス張りのおしゃれな空間で仕事をするんだから非日常でしょう」という人もいるので…

    

ごりごり保険かけた言い方をすれば、捉え方は人それぞれということになるでしょう。元も子もないのでそんなことは言わないっすけどね!

    

ワーケーションは「リモートワーク」の一形態

そもそもワーケーションとは何か、というところに立ち返りましょう。どんなときでも、基本は大事。ごちゃごちゃしてきたら、基本に戻る。これ鉄則。

    

ワーケーションとは何かを考えるとき、まずリモートワークの意味から辿ると非常に分かりやすい。それは、ワーケーションがリモートワークの一形態だから。

    

リモートワークとは

リモートワークとは、その名の通り「会社を離れて」自身が所属する会社のオフィスの「外」で働くスタイル。

リモートワークで想定される仕事場所は、自宅やコワーキングオフィスのほか、カフェなどが含まれることも。

    

ワーケーションとは

一方ワーケーションは、「ワーク」と「バケーション」を掛け合わせた造語とされており、リモートワーク同様オフィス外で仕事をする働き方です。違うのは、そこに「バケーション」要素が含まれること

    

バケーションというからには、やはり仕事場所は観光地・リゾートホテル・旅館など、トリップ感のあるものが連想されますし、それは間違っていないと思います。

    

しかし、このバケーションという言葉もなかなかに広義であり、自分が非日常に感じられる場所であればどこでも〜というのは前章でお伝えしたとおりです。

    

どちらも自分の働き方を自由にカスタマイズするもの

このように、一般的には、会社の外で仕事をするのが「リモートワーク」で、

その一形態に「ワーケーション」がある。ワーケーションは旅先などバケーション要素のある場所で仕事を行うのが通例。ということになるでしょう。

    

リモートワークも、ワーケーションも、自分の働き方を自由にカスタマイズするという意味では同じものであり、

より自分のパフォーマンスが発揮しやすい環境に身を置いて仕事をするという目的があることを忘れてはいけません。

    

ワーケーションの類似語

ワーケーションに類似する言葉に、「ブレジャー」「サバティカル」「ワーキングホリデー」などがあります。

別記事を書いたときにまとめたものですが、ちょうど良いのでここにも貼っ付けておきます。そうです。堂々たるコピペです。

    

ブレジャー

ブレジャーは、「ビジネス」と「レジャー」を組み合わせた言葉で、リゾートや旅先での仕事と休暇を組み合わせた働き方です。

ワーケーションと非常に似ている概念で、混合されることもしばしば。

ワーケーションは「休暇」に、ブレジャーは「仕事」に重点を置く違いがあると考えて問題はないでしょう。

    

サバティカル

サバティカルは、組織に所属しながら、自身の職務を離れて取ることができる長期休暇です。

    

もともとは大学や研究機関で採用されていた制度で、1ヶ月から1年程度、大学で教えない代わりに他大学で教えたり、研究活動に集中したりできるものです。

現在は一般企業にも広がり、徐々に取り入れられ始めている働き方です。

    

ワーキングホリデー

ワーキングホリデーは、2国間の協定に基き、青年が異なった文化のなかで休暇を楽しみつつ、その間の滞在資金を補うため一定の就労を認める査証および出入国管理上の制度です。

「18〜30歳」という年齢制限を設けられています。

    

まとめ

以上、ワーケーションは「非日常」であるべきか論争(そんなものはない)について解説しました。

こうして記事を書いてみると、「ワーケーションとは何か?」「ワーケーションは非日常であるべき?」「カフェで仕事するのはワーケーションじゃないの?」なんて考えることこそ、不毛の極みのような気がしてきました。

ワーケーションという働き方は、私のような捻くれ者がうだうだと定義を考察するために作られたものではなく、働く人が楽しく生き生きと仕事をするために作られたもの。

    

極論、楽しく仕事ができればなんだって良いんです。

    

なのでここまで読んでしまった方は、いますぐ書いてあることはすべて忘れてブラウザバックし、仕事に戻るなり遊びに行くなり何なりしてくださいね。

    

数少ない「ワーケーションっていったいなんだろう」って考えてたらどつぼにはまって夜中の3時の宇宙の藻屑になってしまった勢の方々は、きっとある程度の疑問は解決できたかと思うので、早く眠ってください。私も寝ます。

    

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

参考:

1.『ワーケーションの教科書 創造性と生産性を最大化する「新しい働き方」 』長田英和 KADOKAWA 2021

2. 『どこでもオフィスの時代 人生の質が劇的に上がるワーケーション超入門 』 一般社団法人 みつめる旅

<書いた人>

miki/ワーケーションライター。東京(の端)に生まれ育ち、日々ワーケーションを実施している。特に好きな作業場所はカフェ。

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