こんにちは、ワーケーションライターのMIKIです。
普段は東京と地方を行き来する2拠点生活をしております。
沖縄の離島へ行ったり…
長崎の港を見に行ったり…
都内のホテルでのんびりしたり…
自由にお仕事をさせてもらっています。
こんな感じで観光地やホテルで休暇を取りつつリモートワークをすることを「ワーケーション」と呼んだりします。
このワーケーションという働き方ですが、オフィスに捉われない自由な働き方が普及しつつある昨今、徐々に浸透しつつあります。
一般社団法人日本テレワーク協会(以下JTA)によると、ワーケーションの定義を「休暇」とする認識もあれば、「チーム力や創造力を高める働き方」、「余暇を楽しみつつ仕事をすること」といった考え方もあるようです。
JTAでは、「長めに休暇が取れる」、「仕事の成果が上がる」など、運用次第で生活と仕事の両面に好影響をもたらすものという認識が共有されることを期待されているようです。
つまりワーケーションは、観光地やホテルなど、自宅以外の非日常を味わえる場所でリフレッシュし、休暇を楽しみつつリモートワークを行う新たなワークスタイルだといえるでしょう。
ワーケーションについて詳しくは、こちらをご覧ください▼
ワーケーションにデメリットはある?
このように日常的にワーケーションを行う私ですが、よく聞かれることがあります。
それは、「デメリット」。
ワーケーションで生じる苦労や大変だったことを聞かれることが多々あるのです。
自分の好きな場所でリフレッシュして働けるワーケーションは、多くの人におすすめしたい働き方です。
しかし物事には必ず負の側面があるように、ワーケーションにも多少のデメリットはあります。
というわけで今回は、ワーケーション経験者である私が、ワーケーションのデメリットについて赤裸々に語ってみたいと思います。
「ワーケーションしてみたいと思っているけど今の生活を変えることに不安がある…」「実際にどういう問題が生じるのか気になる」という方は、ぜひご参考にしてください。
ワーケーション3つのデメリット
経験者が思うワーケーション3つのデメリットは「オンとオフの切り替えが難しい」「純粋にお金がかかる」「慣れない土地での作業」です。
一つずつ見ていきましょう。
オンとオフの切り替えが難しい
周知のとおり、ワーケーションでは観光地やリゾートで仕事をすることが多いです。つまりそれだけ周囲に楽しいことがたくさんあるということ。そのため、仕事とプライベートの切り替えが難しいと感じることもありました。
初めのほうはワーケーションに慣れていなく、観光地に来ているという事実に浮き足立ってしまい、なかなか仕事に身が入らなかったです。
さらに仕事がいつも通りできていない状況で観光を満喫するというのにも罪悪感が生まれ、結果仕事と遊び、どちらも満足いかない結果に。
これは、実にもったいないことだと感じました。家に帰ってから結構落ち込みました。
せっかくリフレッシュし、いつもと違う環境でこれまで以上のパフォーマンスを発揮するためにワーケーションに来ているのに、仕事も遊びも中途半端だなんて、正直来た意味がありません。
そのため、オンとオフの切り替えが苦手だと感じる人は、ワーケーションは控えるべきでしょう。
…と、言いたいところですが、実はこれには解決策があります。
普段以上に、オンとオフを意識すれば良いのです。
仕事をしているときは、徹底的に仕事をする。遊ぶときは思い切り遊ぶ。
私の知る限り、周囲のワーケーション仲間は、信じられないくらい観光やアクティビティを満喫しています。
ワーケーション中にスキューバダイビングの資格を取ったり、朝方まで大富豪に興じたり。いつ仕事してるのって思います。
しかし、皆、ちゃんとやっているんですね。
どうして仕事ができているのかと聞くと、口を揃えて言います。
「仕事中は、会社にいる時の何倍も集中するようにしている」。
ワーケーションを実施する際は、仕事と遊び、どちらも中途半端させないという覚悟と心意気が大切でしょう。
純粋にお金がかかる
ワーケーションには、お金がかかります。
まず、交通費。遠出すればするほどかかります。夜行バスならまだしも、飛行機や新幹線を使えば結構かさみます。
そして宿泊費。
ホテルや宿に泊まるだけである程度のお金がかかります。
あとは食費。
観光地で美味しいものを食べればそれだけお金がかかります。
ワーケーションは支出に関しては通常の旅行と変わらないので、お金がかかります。
そうしょっちゅう実施していれば、それだけお金はかかってしまいます。
ただし、こちらも解決策があります。
ワーケーションはありとあらゆる手段でかかる費用を節約することが可能です。
まず、食費に関しては、毎日外食せず、できる限り自炊をすることで抑えることができます。
共用キッチンの付いたホテルを利用すれば、ホテルの近くのスーパーで安く食材を買って調理することができるのでおすすめです。
あとはホテルのスタッフさんや現地の人に、リーズナブルな定食屋さんを聞いてみるのも手です。1,000円以下で食べられるお店はたくさんあります。
次に宿泊費ですが、こちらも抑えられます。
たとえば私は、1週間2万5千円程度のワーケーションプランを使ってホテルに泊まりました。(全国旅行支援適用時の値段)
ワーケーションプランでは、共用キッチンも使えるので、なおお得です。
このように、ワーケーション用に通常より安く泊まれるプランもありますので、ぜひそちらを利用してみましょう。
ほかにも、ADDressのような住処のサブスクサービスを利用すれば、安値で全国各地の家に滞在することができます。
リモートワークやワーケーションの働き方が普及しつつある現在、さまざまな方法で安価でワーケーションを実施することが可能なのです!
ADDressについてはこちらの記事をご参考にしてください▼
慣れない土地での作業
これもよく言われることですが、ワーケーションは慣れ親しんだオフィスや自宅とは違い、まったく知らない場所で仕事をすることも多々あります。
そのため、普段とは勝手が違い、仕事がスムーズにできないということも。
しかしこれについては、今のところ私はほとんど感じたことがありません。Zoomなどでのオンライン会議の際、若干繋がりづらく少し苦労したことはありますが。
孤島のど真ん中で作業したりしたことがなく、基本周囲にコワーキングスペースやWi-Fiが使えるカフェがある場所を選んでいるからかもしれません。ただ、ワーケーション仲間も、仕事ができなくて大変だったという話はほとんど聞いたことがありません。皆うまくやっているみたいです。
これも、事前の情報収集でいくらでも解決できる問題かと思います。
まず、確実にネット環境が必要な仕事の場合、確実にWiFi環境がある場所を選ぶことが大切です。
どうしても島や山など、非日常のなかで仕事がしたいという場合、施設に直接問い合わせてみるのが確実です。
現在は、キャンプ場や島でもWi-Fiが使える場所が増えています。
少しずつワーケーションがしやすい環境が各自治体で整えられているので、自分が行きたい場所の設備などをよく確認しておくと良いでしょう。
まとめ
以上、ワーケーションのデメリットについて赤裸々に語りました。
赤裸々と言いつつ、目新しいことは書けていない気がしますが…これがリアルです。
総じて、デメリットは解決できるものばかりということ。つまり、ほぼメリットしかないのです。
見知らぬ新鮮な場所でリフレッシュしながら仕事ができ、旅仲間との交流も広がり、日常の停滞から脱却できる。
できることならすべてのワーカーに実施してもらいたいくらい、ワーケーションは素敵な働き方なんです。
もちろん人それぞれ向き不向きがあるとは思いますが、一度は試しにやってみて欲しいです。それで向いていないと思えばやめれば良いのです。
逆に、「なにこれすっごい人生楽しい」と思えば、ぜひ末長く続けていただいていただきたいなと。
だってやっぱり、楽しく仕事ができることが一番じゃないですか。
現在、ワーケーションのデメリットが気になりなかなか実行できていないということは、とりあえず一回チャレンジしてみて欲しいです。
費用面が心配ならまずは近場から攻めても良いでしょう。都内でも十分フレッシュできる場所はたくさんあります。
オンとオフの切り替えや慣れない土地での作業に不安がある方は、1日だけのショートステイでも良いと思います。
とにかく動いてみること。これが自分の人生を変えるキーポイントだと思います。
動かなければ、何も変わりません。動いてみれば、何かが変わります。
ぜひこれを機にワーケーションの楽しみを見出せる人が増えたらなら幸いです。
それでは、最後までお読みいただきありがとうござました!
<書いた人>
miki/ワーケーションライター。東京(の端)と地方を行き来する2拠点生活。無類のカフェ好き。お問い合わせはこちら→mikiworkation@gmail.com