「ワーケーション・コレクティブインパクト2022」開催!

日本観光振興協会では、9月6日に「ワーケーションコレクティブインパクト2022」の開催を発表しました。

下記、概要になります。

ワーケーション・コレクティブインパクト2022(WCI2022)

■主催 ワーケーション自治体協議会(WAJ)/ 総務省 

■共催 公益社団法人日本観光振興協会/一般社団法人日本経済団体連合会/一般社団法人日本テレワーク協会

■協力 株式会社パソナJOBHUB

■概要

 〇日  程 令和4年10月~11月

 〇場  所 全国6地域

 〇対  象 国家公務員、地方自治体職員、企業社員等

 〇内  容 以下内容を盛り込んだワーケーションイベント(2泊3日~3泊4日)を全国各地域で実施

 ・各テーマ関連施設の視察

 ・各テーマに関する地元事業者や有識者の講義及び意見交換等

 ・参加者間でのグールプディスカッション及びプレゼンテーション 等

「『ワーケーション・コレクティブインパクト2022』の実施について」より

開催地は、「福井県」「北海道」「長野県」「宮崎県日向市」「鳥取県」「和歌山県」。

詳しくはこちらをご覧ください。

「ワーケーション・コレクティブインパクト2022」とは?

日本観光振興協会の事業概要を参照すると、「ワーケーション・コレクティブインパクト2022」では、

リゾート地や観光・温泉地など普段とは異なる非日常の場所で地域の魅力に触れながら仕事を行う「ワーケーション」を活用しながら、その地域の抱える課題を議論し、ポストコロナ社会における各分野のニューノーマルモデルを地域から全国へ発信する

という目的があるとのこと。

COVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大により、都市部を中心に多くの企業でテレワーク(リモートワーク)が実施されています。

都心で仕事をする必要がなくなった現在、地方での移住にも興味が持たれ始めように。

そんななか地方では「関係人口の創出」の機会の訪れが期待されているようです。

関係人口とは「移住した『定住人口』でもなく、観光に来た『交流人口』でもない、地域と多様に関わる人々を指す言葉(総務省「関係人口ポータルサイト」より)」。

このイベントでは、そうした関係人口の創出の機会を生む意義があるようですね。

イベントは全国各地で実施され、各テーマの関連施設を視察したり、地元事業者や有識者による意見交換会が行われたりする予定で、非常に濃度の高い内容となっています。

各地域別のイベントの内容は、こちらをご覧ください。

オンライン説明会実施!

「ワーケーション・コレクティブインパクト2022」のオンライン説明会が実施されます。

■日程 2022年9月29日14:00~15:20

■開催場所 ZOOM

■参加費 無料

■プログラム 概要説明・各地域のプログラム紹介・質疑応答

申し込みはこちらから。

無料で申し込めるので、興味のある方は、ぜひ気軽に参加してみてはいかがでしょうか。

ワーケーションと地方創生

地方自治体にとってのワーケーションの価値について、少し確認しておきましょう。

ワーケーションによる関係人口の創出

過疎化や空き家増加が問題になるなかで、地方にとって移住人口を増やすことは大変重要なことといえるでしょう。しかし、日本全体の人口自体が減少している昨今、それは容易ではありません。

では、ワーケーションによる関係人口の創出についてはどうでしょうか。

株式会社クロス・マーケティングと山梨大学生命環境学部地域社会システム学科が2021年3月に行った調査によると、リモートワークを経験したことがある人は、全体の39.6%となっています。

約4割という数字は、けっして少ないものではありません。

リモートワークが普及することにより、都心部よりも低コストで今より好条件の移住地に住むことができる地方移住への関心も高まり続けることが予想されます。

その流れで、地方移住を気軽に短期間体験できる「ワーケーション」の実施者が増えてもおかしくありません。

むしろワーケーションによる関係人口の創出は、移住人口を増やすよりもハードル低く実現できる可能性が高いと考えられます。

ワーケーションの広まりとイベントの盛り上がりに期待

2021年の同調査では、直近1年以内にリゾートやホテルなどで「ワーケーション」を経験している人は39.6%中の6.6%と出ています。これは高い割合とはいえないでしょう。

ワーケーションは、まだまだ新しい働き方の一つ。多くの人に受け入れらるまでには、時間がかかるでしょう。

しかし、「自身の働き方を自由にカスタマイズする」というワーケーションの考え方は、未曾有のパンデミックを体験し、働き方の変容を身を持って感じている私たちにとって、ポジティブに自分らしく働くためのキーとなるものなのだと感じています。

そういうった理由から、人びとが自分らしい働き方を考えるなかで、行き着く先の一つが「ワーケーション」となることは十分に考えられると思っています。

そしてワーケーションの広まりが、地方創生にも大きな影響を与えていくものとなるのは間違いないでしょう。

「ワーケーションコレクティブインパクト2022」のようなイベントは、働く人と地方のかけ橋になるはずです。非常に楽しみですね!

<書いた人>

miki/ワーケーションライター。東京(の端)に生まれ育ち、日々ワーケーションを実施している。特に好きな作業場所はカフェ。

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