summary
- ワーケーションは自分の好きな場所で非日常を味わいながら仕事をすること
- カフェでの作業も立派なワーケーションである
- 一人で作業するのが好きだが在宅は捗らない人にカフェはおすすめ
本日は、満を辞して「カフェワーケーション」の魅力をお伝えしたいと思います。
やったあ!
何を隠そう私は、カフェでのワーケーションがいっちゃん好きなんです。カフェワーケーションはとにかく魅力に溢れまくっているので、こうやってお伝えできるのがとても嬉しい。
…と、ここで疑問を持った方もいるでしょう。
「カフェワーケーションってそれ、普通のリモートワークじゃ…」
分かります。カフェでの作業なんて、あまりにもありふれている。リモートワークという言葉が世間に認識される遥か前から、カフェで仕事をしている人は多かったように思います。
だけどやっぱり、カフェでの作業は立派なワーケーションだと思うのです。
ということでまずは、ワーケーションとは何かについて、改めて考えてみるところから始めてみましょう。わくわく。
Contents
ワーケーションとは「快適な働き方を自由にカスタマイズ」すること
ワーケーションとは、「ワーク(仕事)とバケーション(休暇)」を掛け合わせた造語だといわれていますよね。リゾート地や観光地、ホテルなどに滞在して休暇を楽しみながらリフレッシュして仕事をするイメージがあるでしょう。
もちろん、それも正解です。
しかし個人的には、ワーケーションというのは「自分にとって快適な働き方を自由にカスタマイズする」行為だと思っています。
COVID-19の影響でリモートワークが増えつつある昨今。自分にとって最適な環境に身を置き、モチベーションを維持し集中して仕事をすることができる「ワーケーション」は、徐々に広まりつつあります。
つまり、自分が快適に働けるなら場所はどこでも良いのではないでしょうか。大切なのは観光地で仕事をすることではなく、自分が快適に働ける場所に身を置くということ。
ということは、ですよ。
カフェで作業は捗る場合、カフェをワーケーションの滞在場所にすることは理にかなった行為。立派なワーケーションと言えるはずです。
私は言う!カフェでの作業は立派なワーケーションだと!
※「ワーケーション」は非日常の場所で行われるものであり、日常生活の延長線上にある場での作業をワーケーションだとは捉えない考え方もあります
カフェワーケーションとは
それでは、カフェワーケーションは具体的にどういうったものなのでしょうか。
説明は簡単。
カフェで息抜きをしながら仕事をすること。
もちろんルールや定義はなし。こういうことしなければいけない、ということもなし。
ああ、簡単! こんなに簡単で良いのでしょうか。
あまりにも簡単なので少し補足すると、私の場合は「認知から外れたオープンスペースで飲み物やデザートを楽しみながらリラックスして仕事をする」ことのように捉えています。詳しくは次項で。
私がカフェワーケーションを選ぶ理由
私が感じるカフェワーケーションの良いところは、認知から外れた開かれた空間であるというところ。
私は、会社やコワーキングスペースで仕事をするのが苦手です。その理由は、周囲が少なからず自分を認識しており、常に話しかけられる可能性がある場所で仕事をすると、恐ろしく集中力が下がってしまうから。
それは、一人でいる時と、対人関係のなかでの自分が異なっているからです。作業をする時は一人でいる時の自分でいたいのですが、周囲の知人に話しかけられた瞬間に対人関係用の自分に切り替えなければならず、その切り替えがいつでもできるように意識をしながら作業すると、どうしても作業そのものに集中できなくなってしまうんですね。
自分の切り替えそのものにも労力が必要なので、会社では常に作業以外の部分で消耗してしまい「なんだかもったいないよなあ」と思うこともしばしばでした。
かといって自宅は、最高に可愛い愛猫がいることもあり仕事がままならない状況下なのは明白(知らん)。
そんな理由で私はカフェでのワーケーションが大好き。最高にパフォーマンスを発揮できる環境だということですね。
カフェワーケーションが向いている人
では、カフェワーケーションが向いている人はどんな方なのでしょうか。そもそもカフェは作業しやすい空間になっていることが多いので、大抵な人は向いているのではないかと思うのですが、とにかく見ていきましょう。
一人で作業するのが好き、在宅で捗らない
前項で説明してしまったような気もしますが、カフェワーケーションが向いている人というのは、「一人で作業するのが好き」「自宅での作業が捗らない」人だと感じます。
一人で作業をするのが好きだけど、自宅では集中できないという人も多いのではないでしょうか。
自宅は誘惑の宝庫。可愛い愛猫、読みかけの小説、買ったばかりのゲーム…。ついつい仕事以外のことに目が向いてしまいますよね。
また、普段生活をしている場所だと仕事とプライベートの区別が付きづらく、メリハリを感じられないということもあるでしょう。
カフェは一人で作業ができるうえに、プライベートとのけじめをしっかり付けられるので、大変おすすめです。
おしゃれな雰囲気で仕事をするのが好き
ほかにも、単純にカフェのおしゃれな雰囲気で作業するとモチベーションが上がるという人もいるでしょう。
コーヒの匂いが落ち着くという方もいますよね。
ガラス張りだったり、シックなインテリアが揃えられていたりと、カフェは日常とは少し違う特別な場所。
そんな所で仕事をすれば、気分も上がること間違いなし。
一人は寂しいけど知り合いがいると集中できない
一人は寂しいけど知り合いがいると集中できないなんて方は、カフェでの作業がちょうど良いのではないでしょうか。
自宅での作業は、本当に言葉を発しない。自分の声を忘れることもしばしば。
あまりにも言葉を発さないと、孤独感で落ち込んだり、塞ぎ込んでしまう恐れも。COVID-19で在宅ワークが増えた昨今、このような一人での仕事による孤独が問題になっていたりもしますよね。
そこでカフェです。注文をする際の少しの時間、店員さんと話すだけで気持ちが安定したりもしますよね。あの程よい距離感が心地良いというか。
そのため、孤独を防止するためのカフェに通うのもとっても良い習慣になると思います。
カフェ巡りが好き
カフェ巡りが好きなワーカーは、1日に何件かカフェをはしごして楽しむのも良いですよね。
現在は都内のみならず、さまざまな土地に赴いた人が快適に過ごせるよう、WiFiが整備されていたり、コンセントが付いていたりするカフェがたくさんあります。
ワーケーションに適したカフェは検索すればごっそりと出てくるので、ぜひカフェをはしごして日々の仕事のモチベーションにしてみてはいかがでしょうか。
カフェワーケーションが向いていない人
逆にカフェワーケーションが向いていない人はどのような方なのでしょうか。
長居したい方は注意が必要
一つのカフェに長居して作業したい方は、少し注意が必要かもしれません。
コーヒーにこだわっている名喫茶店や、パンケーキが有名で行列が絶えないカフェなど、
回転率を意識し長居を断っているカフェもあります。チェーン店のカフェでも長時間利用を制限している店舗もあったりして、作業をする際はお店に迷惑がかからないような注意は必要です。
周囲の雑音が気になる
「周囲の雑音が気になる」方は、向いていない可能性があります。
カフェは基本的に人手賑わっています。ワーカーばかりでなく、談笑を楽しむ人もいるので、周囲の会話や接客の声など、雑音が気になる人は集中できない可能性もあります。
ただ、イヤホンで音楽を聴いてしまえばある程度は防げるでしょう。完璧な無音のなかで作業したいという方は、少しきついですね…。耳栓なども利用できるかもしれません。
水分摂取量が多い方
あとは、絞り出すならば「水分摂取量が多い方」…? 長時間滞在する場合、飲み物代がかさんでしまいます。水のみで長時間居座ることが気まずいと感じる場合は、それも難しそうです。
水分摂取量が多く出費が気になる方は、飲み物が飲み放題のコワーキングスペースや自宅での作業が向いているかもしれません。
カフェによっては、2杯目のコーヒーが無料になることもあるので、コスパが良いカフェを探してみるのも良さそうです。
見知らぬ土地で非日常を味わいたい方
カフェワーケーションが向いていないというより、カフェ以外でのワーケーションの方が楽しめるという場合もあるでしょう。
それは、見知らぬ土地で非日常を味わいたい方。
カフェは非日常というよりは、日常のなかのおしゃれ空間といった印象。
オーシャンビューの海。100万ドルの夜景。大自然の山々。そんな非日常で仕事をすることにワーケーションの醍醐味を感じている方は、確かにカフェではない方が良いかもしれません。
それでも、毎日非日常を味わっていればそれはもはや非日常ではなくなってしまいます。普段の日常的なワーケーションではカフェを利用するという方は多いのではないでしょうか。
カフェワーケーションの魅力
それでは、ここいらでカフェワーケーションの魅力について、もう少し掘り下げて語らせてください。
店員さんとの適度なコミュニケーション
先述したとおり、店員さんと適度なコミュニケーションを取れるのはカフェの大きな魅力だと感じます。
厚生労働省の「テレワークにおけるメンタルヘルス対策の手引き」では、テレワーク下における職場のストレスに関して「上司・同僚等との、何気ない会話や相談がしづらくなり、悩みを抱え込んだり、コミュニケーション不足による孤独感・孤立感を感じたりする。」という一例が挙げられています。
コミュニケーション不足というのは、思っている以上に人の心を蝕んでいくものなのでしょう。
私も自宅で作業をしていた頃は、これまでできていた人との何気ない会話ができなくなり、少しずつ落ち込んでいくようになりました。恐ろしいのは、自分自身では「孤独」を感じている自覚がないということ。
気がついたらメンタルヘルスを患ってしまうこともあります。在宅ワーカーの方は、ぜひ気分転換もかねて、積極的にカフェ利用や、外でのワーケーションをしていただけたら良いなと思っております!
おしゃれな空間でモチベーションアップ
私がカフェを愛する最大の理由は、空間にいるだけでモチベーションが上がるという点!
いやあ、とにかく好きなんですよね、カフェの空間って。私にとっては、ほっと心が落ち着く場所なんです。
基本的にガラス張りになっていることが多く、外が見えることで開放感が得られるのも良いですし、会社のオフィスと違い知っている人がいないので、思う存分自分一人の時間を味わえるのもすばらしい。
作業を邪魔しない軽快なボサノヴァや、趣味の良いジャズナンバーがかかっていたりするとさらにテンションが上がります。
カフェでかかっている音楽に一聴き惚れしてApple Musicの常連入りしたこともあるくらい、カフェミュージックには信頼を置いています。
カフェは、インテリアや机の配置、店員さんの所作などに、訪れた人が快適に過ごせるような空間づくりが徹底さてていると感じ、そんなプロフェッショナルなおもてなしにたまらなく惹かれてしまうんですね。
いつもありがとうございます。これからもお世話になります。ラブ。
美味しい飲み物とカフェ飯
カフェの飲み物やご飯も魅力満点です。
私が特に通い詰めているカフェは近所のスターバックスなんですが、「ダブル抹茶ティーラテ」は至高の味。必ず頼むくらい美味しい。
チェーン店のカフェは、季節によって限定メニューが出たりするので、新メニューが出るたびに味わうのも楽しみの一つですよね。
カフェの飲み物メニューはとにかく種類が豊富。凝っているメニューも多く、見て楽しい、飲んで美味しい。天国の極み。
昼前ごろからカフェを利用する場合、決まってそのカフェでランチを頼むんですが、それも本当に美味しい。
カフェ飯はトーストやパスタなど若干ライトなイメージもありますが、お店によってはとても本格的なランチメニューを出してくれるところもあるので、ぜひ色々なお店でランチを試してみて欲しいです。
私のいち推しカフェ飯は、WIRED CAFEの粗挽きミートボールミートソース。
かの有名なわんわん物語に出てくるごろごろミートボールの入ったパスタです。
WIRED CAFEは食事メニューのクオリティもすっごく高いので、おすすめです!
まとめ
以上、カフェワーケーションの魅力をお伝えさせていただきました。
私がカフェでの作業が好きな理由は、自分にとって「心が動く場所」だから。
ワーケーションの本質は「自分が心の動く場所で仕事をする」ことだと思っています。
ぜひ皆さんにとっての心の動く場所で、ストレスを感じることなく、楽しく仕事をしてもらえたら…私は幸せでございます。
ワーケーションにおすすめのカフェについては、今後掲載する別の記事をご覧ください。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!
<書いた人>
miki/ワーケーションライター。東京(の端)に生まれ育ち、日々ワーケーションを実施している生粋の東京好き。特に好きな作業場所はカフェ。