こんにちは、2拠点生活中のMIKIです。
これまでさまざまな場所でワーケーションをしてきましたが、不自由を感じたことはありませんでした。作業できる場所もあり、ご飯も食べられて、快適そのもの。
しかし今回の旅では、失敗の連続。うまくいかないことばかり。
というわけで、初めてうまくいかなかったワーケーションの様子を赤裸々にレポートしていきたいと思います!
※その土地が悪いというわけではなく、私の行動にすべての原因があるので悪しからず
伊豆ワーケーションスタート!
というわけで、国内屈指の温泉街、伊豆へ来ました。
絶景…! 早咲きの桜が咲いていて、一足お先に春の風情を満喫。
滞在しているのは伊豆熱川付近。
周囲は温泉宿が密集している場所で、伊豆高原までのアクセスも良く、観光の拠点としても最適な場所でしょう。
宿からの眺めも最高。
温泉街の景色を眺めながら作業ができるなんてワーケーションの醍醐味。
至福の時間を過ごせそうです! わくわく!
丘上のカフェ目指して稲取へ! しかし…
私は伊豆へ来た目的は、「丘上のカフェで海を見ながらゆっくり作業する」こと!
ネットで丘の上のカフェがあることを知り、ぜひ行ってみたいと思ったんです。
というわけで最寄り駅の伊豆稲取へ来ました。人も少なく静かな街で、伊豆の海を静かに一望できる穴場です。
私が行きたい丘上カフェ「Manas Cafe」は20分ほど丘を上がったところにあります。
さて、登っていきましょう。
さて、結構上まで来ました。先ほど見ていた海もずいぶん遠くに。
上から見る海も素敵ですね。また違った風情が…ううん素晴らしい。
割と急な坂が続き、ぜえはあしている姿を近隣住民の方に不思議がられながらもカフェを夢見ながら登って行きます。
徒歩で行こうとしたのが間違いだったかもしれません…。20分の徒歩なんて余裕、と思っていましたが、丘を登るとなるとわけが違います。
伊豆にはいくつもカフェがありますが、基本的に駅近ではなく、車で行くことが推奨されているようです。
徒歩でカフェに行く際は結構時間かかるので注意が必要です!
そんなこんなでやっと到着。
本当に丘の上にあった! いや疑っていたわけじゃないんですが、この目で丘上カフェの存在を確かめることができて感動もひとしお。自力で丘を登ったからこその感慨なのかもしれません…!
これで作業ができたら最高なんですが…
おっと、準備中の看板が。
ネットの情報だと営業中とのことだったんですが、事情が変わったのでしょうか。
どきどきしつつ店内に入ってみると、お店の方が。事情を聞いてみると、明日はお孫さんの卒業式があるので本日はお休みとのこと!
それは仕方ない! ということでお店を後にしました。
こればかりは私の確認不足です。
チェーン店ではないカフェの場合、確実に利用したければ事前に電話で確認するのがベスト。それを怠った私のミスなのでありました…
残念ですが、丘上の絶景を見れたので良し。日も落ちてきたので丘を下るとします。
ご飯屋さんに入れない
さて、気を取り直して夜ご飯を食べたいと思います。
しかし伊豆の街を歩いていても、入れそうなお店が見つからない…!
実は筆者は旅好きらしからぬ内向的な性格で、地元のローカルなお店に入れません。基本はカフェやチェーン店で腹を満たします。
近辺にさっと入れそうなカフェやレストランは見当たらず…。
さて、どうしたものか…
地元のスーパーが空いていたので、緊張しながら入店。体感1分ほどでそそくさと商品を選び、レジへ持っていきました。めちゃくちゃ緊張しました。記憶がありません。
宿に戻って落ち着いて商品を見てみると、カップ焼きそば、キャベツ太郎、チョココロネ。
大好物が並んでいました。最強打線じゃないか。
今夜はこれらをいただき宿でのんびり過ごすとしましょう。
キャベツ太郎なんて、食べるの半世紀ぶりです。
「こんなに美味しかった…?」というほど絶品で、驚きました。企業努力を重ねているのか、本来のポテンシャルをすっかり筆者が忘れてしまっていたのか。とにかくキャベツ太郎は美味しい。そのことに気が付くことができた夜でした。
次の日はバスがない
さて翌日。丘上カフェは先述のとおり、本日はお孫さんの卒業式で空いていおりません。ということで別のカフェへ行くこと。
前回の失敗を生かし入念に調べましたが、本日は営業しています!
伊豆高原からバスで15分ほどにある「理想郷」という場所の近くにありました。それにしても「理想郷」って、すごい興味を惹かれる名前ですよね。
豪勢なランチセットをいただきます。
めっちゃ美味しかった…! ハンバーグふわふわだった…レタスシャキシャキだった…紅茶味わい深かった…
昨日カフェに入れなかったので、入れたときは思わず安堵が押し寄せてきました。
まるで美術館のような店内で、思わず長居したくなるくつろぎカフェでした。
紅茶おかわりしたった。黄色いティーカップが可愛い。
さて、帰りですが…
すっかり忘れていた。バスの時間。
どうやら伊豆高原駅行きのバスはもう出ていないらしく、歩いて最寄り駅「富戸駅」まで帰ることにしました。
徒歩20分ほど。今度は丘じゃないので大丈夫でしょう。
道中で見た巨大なサボテンが異様な存在感を放っていました。歩いたからこそのサプライズな出会いに、感謝。
富戸駅到着。
なんと、道中軽トラに乗ったお爺さまに出会い、駅まで乗せていただきました。
「意外とこっから駅まで距離あるんだよ」と笑顔で親切に教えてくださいました。
令和の時代にこんなことがあるんだ…! ありがたや。このご恩、忘れません。
富戸駅もなかなかの風情。人っ子ひとりいません。
先程のお爺さまの親切に心がほかほかしながら、BiSHの『Bye-Bye Show』を聴いて謎に泣きそうになってました。
どんな日だ! いや、最高な一日でした。BiSH最高。
うまくいかないことも旅の醍醐味
宿のある熱川に戻ってくると、素敵な夜桜が。
本当に昔ながらの日本の美しさを感じられる、素敵な街だなあ…と、しみじみ。
伊豆ワーケーションはなかなか思い通りにいかないことばかりでしたが、うまくいかないことも旅の醍醐味。
むしろこういった旅こそ印象に残るのかもしれません。
極度の人見知りの私が地元のお爺さまと少し触れ合えたのも、バスがなかったおかげですし。
インド入国早々追い剥ぎに遭った友人やトルコで美人局に騙され一文無しになった後輩に比べればぬるい体験かもしれませんが、都会に染まった私にとっては刺激的な旅になりました。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!
<書いた人>
miki/ワーケーションライター。東京(の端)と地方を行き来する2拠点生活。無類のカフェ好き。お問い合わせはこちら→mikiworkation@gmail.com