さて、これはあなたの人生ですが。
ふと、停滞や退屈を感じてしまうことがあるのではないでしょうか?
特に20代後半〜30代には、多くの人が「クォーターライフクライシス」という症状に陥ります。これは、同年代の友人や知人が自分よりも充実してみえたり、自分らしさを見失ってしまう状態です。
人生が退屈に感じ、何をしても楽しくない。
「あれ、私の人生詰んでない?」
そんな底知れぬ憂鬱を味わったことが、あなたもあるのではないでしょうか。
しかし、心配いりません。あなたが羨んでいるきらきら眩しいあの人も、同じような悩みを持っていたことがあるはずです。
基本的に人生は長いのです。一度も停滞を感じない人はおそらくいないでしょう。
大切なのは、停滞を感じたときに何をするか。
何もせずにうじうじとしけった毛布に包まっていたら、あなたの人生はきっとこのままでしょう。現実には、白馬の王子様も幸運の女神様も存在しないのだから。
というわけでこの記事では、人生が退屈に感じたときにいったい何をすれば良いのか、迷えるあなたのささやかな手助けをしたいと思います。
人生が退屈に感じたときすべき3つのこと
これはマストではありませんが、それでも「すべき」と書いたのは、その方が文脈が締まるからです。
1.ここから離れてみる
「退屈を感じたら移動しろ」というのは、どこかの遊牧民の言葉です。私の友人だったかもしれません。
彼らは遊ぶように移動を繰り返し、そこよりも幾分発展し、自ら動かなくても流行りのハンバーガーが手に入るここ、東京よりも幸福度が高い生活を送っているようです。
何もいますぐ遊牧民になれと言っているわけではありませんが、それでもここを離れてみる価値はありそうです。
移動は、単に「旅に出る」ことでもあり、職を変えるという方法でもあり、住む場所を移してみるという選択でもあるでしょう。
とにかく、現状からいっさい離れるのです。跡を濁さない立つ鳥のごとくさっぱりと。
それができないようであれば、あなたはまだここでやり残したことがあるということでしょう。もう一度自分を見つめ直してみる必要がありそうです。
2.あの人と縁を切ってみる
「退屈を感じたら憎き友と縁を切れ」というのは、どこかのペテン師の言葉です。私の恋人だったかもしれません。
彼らは小賢しくコミュニティを渡り歩き、ばか真面目に性分の合わない人間と関わり続けている健気な私たちを嘲笑って得をしているようです。
もちろんペテン師になれとは言いません。あれは才能ですから。しかし、もう少し柔軟に人間関係を捉えても良さそうです。
あなたを少なからず退屈に導いているあの人の連絡先をブロックしてみても、さほど問題はないはずです。むしろ問題が解決する可能性の方が高い。
世界はあなたが作っているということをお忘れなきよう。あなたが自分を苦しめる人間をこの世界から消したいと思えば、簡単に消すことができるんです。
3.食えたもんじゃないフルーツサラダを作ってみる
「退屈を感じたらフルーツサラダを作りなさい」というのは、そうです。親愛なる母の言葉です。
フルーツサラダというのは、「生産性」と真逆の概念に違いありません。しかしどうにもわくわくする。
今のあなたには、こういった毒にも薬にもならない、とびきり魅力的なアクションが必要なのかもしれません。
たとえばそう、食えたもんじゃないフルーツサラダを無我夢中で作り、「このサイテーな時間ってなんだったんだろう」とくすくすできるような余裕が。
人生の充実は、えてして出世や富ではなく、ある種色気のある余裕から生まれるのではないでしょうか。
退屈なものを追うから退屈になるのです。くだらなく可愛らしいものを追いましょう。追い続けましょう。
さいごに
以上、人生が退屈に感じたときの対処法についてお伝えしました。
あくまでこれは、きっかけ作りにすぎません。行動に移すのはあなた。私はマンゴージュースを飲みながらこの記事を書いています。突き放すようで申し訳ないですが、それが現実。
でも、いつも見守っています。オールドスポート、あなたには幸せになって欲しいから。
それでは、グッドラック!
<書いた人>
miki/ワーケーションライター。東京(の端)と地方を行き来する2拠点生活。無類のカフェ好き。お問い合わせはこちら→mikiworkation@gmail.com