LINEをしない人の特徴とは?LINEをやめることのメリットとデメリットも解説

   

人びとの生活に必要不可欠となったメッセージツール、LINE

   

NTTドコモ モバイル社会研究所の調査によると、2022年1月時点で、LINEの利用率は81.6%にも及んだとのことです。

10代~50代では8~9割が利用しており、60 代でも76.4%、70 代でも 69.0%と、シニア層にも浸透していることが分かっています。これは、twitterやFacebookなど他SNSの追随を寄せ付けない利用率の高さといえるでしょう

    

    

しかし、もちろん100%というわけではないので、LINEをしていない人も存在します

かくいう私もその一人。

     

正確には、LINEをしていたこともあるのですが、現在はしていません。LINEをしないことでよかったこともあれば、不便だったなということもあります。

   

本記事では、実際にLINEをしていない筆者が、LINEをやらない理由や、そのメリット・デメリットを赤裸々に告白したいと思います!「LINEをやらない人の心理が知りたい」「LINEをやめたいと思っている」という方は、ぜひご参考にしてください。

  

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LINEをやらない3つの理由

   

私がLINEをやらない理由は、「既読・未読機能が性に合っていない」「グループラインが苦手」「気軽に会話できてしまうことでのトラブルがあった」です。

一つずつ説明していきます。

   

1.既読・未読機能が性に合っていない

LINEが主流になる前まで、私にとって他者とのメッセージは「手紙」のような認識でした。メールは送りたいときに送り、返事はさして期待しない。相手からのメッセージにも、自分が返したいときに返す。それが他者とのやり取りの基本だと思っていました。

   

しかし、LINEの登場以降、他者とのやりとりはもっと気軽でラフなものに。実際の会話感覚で行えるようになりましたよね。特に「既読・未読」の機能。相手がメッセージを確認しているかどうかが分かる機能です。

   

これがあることにより、「見たのに返してもらえていない」「見てもらえていない」といった認識が利用者に根付くようになり、「既読無視」「未読無視」といった言葉も生まれました。私はこの既読・未読機能が性に合っておらず、LINEを利用するようになってから、連絡が来たら早く返さなくてはいけないという強迫観念に悩まされました。

   

また、自分が送った場合も、相手が未読なのにメッセージが返ってこないと「何か悪いことを言ってしまったかな」と必要以上に考えてしまうように。

   

これは、メール時代ではまったくなかった感覚です。LINEにより他者とのメッセージは以前よりやや義務的になってしまったように感じます。そういった義務感に悩まされるのがいやで、LINEをやめたのが大きな理由です。

   

2.グループラインが苦手

LINEの機能である「グループライン」の存在も、私を悩ませました。学校のクラスや、バイト・職場など、コミュニティに属している全員がまとめてやり取りできる「グループライン」。

   

あらゆるコミュニティに属するたび、当たり前のようにグループラインの参加を促されました。

大勢の人が参加しているグループラインで発言するのは緊張するだけでなく、一人だけ返していないと罪悪感がすごく、なるべく早く返信する義務感に駆られるのが大きなストレスでした。

   

LINEをやめたことで、グループラインに入らなくて良いことになりました。しかし、それ相応のデメリットはありました。そちらは後述させていただくとして、とにかくこのグループラインの存在は、私を常に悩ませました。

   

3.気軽に会話できてしまうことでのトラブルがあった

先述したように、LINEは会話するようにメッセージが送れます。いつでもどこでも気軽に連絡を取れることは大きなメリットでもありますが、デメリットもあります。

   

あまりにも気軽にメッセージを送ることができるため、言わなくても良いようなことまで言ってしまい相手を傷つかせたり、逆に自分が傷ついたりすることも。

本来、相手にもやっとしたとしても、まあ一旦落ち着こうと気持ちをなだめ、次に会った時には冷静に対応できます。しかしLINEで常にやりとりできる状況であれば、気に障ったこともすぐに相手に言うことができてしまう。

   

大抵の場合、自分自身が冷静でないときに相手に怒りや不満のメッセージを送って、事が好転することはありません。LINEでは冷静でなくても相手にすぐメッセージを送れてしまうので、メール時代よりこういった人間関係のトラブルが増えたような気がします。

少なくとも私はそうでした。

   

LINEをしないことの4つのメリット

   

    

私が思うLINEをしないことのメリットは、「連絡に追われることがない」「『返信が来ない』と悩まなくなった」「迂闊に連絡先を交換せずにすむ」「人に余計な連絡をせずにすむ」です。

   

1.連絡に追われることがない

LINEをしない最大のメリットは、連絡に追われることがないことでしょう。LINEをやめてから、連絡を早く返さなくてはいけないという義務感がなくなり、日々のストレスが解消されました。

   

メールや電話でやり取りすることはありますが、LINEに比べたらごくわずかで、「既読」「未読」などの概念もありません。返したい時に連絡を返す、というLINE普及前の快適さが戻ってきたように感じました。

また、連絡に追われなくなったことで、以前より自分の時間に集中できるようになったように思います。

   

LINEの着信で集中を削がれたり、メッセージの内容や返信の仕方で悩んだりすることがなくなったので、より「今」を生きれている感じがして、毎日の暮らしをとても心地よく過ごせるようになりました。

   

2.「返信が来ない」と悩まなくなった

LINEをやめたことで、「既読なのに返信が来ていない」「既読にならない」など、メッセージを送ったことに付随するさまざまな不安ごとを解消することができました。

   

返信に追われるのと同じくらい、返信が来ていないという事実もストレスや悩みの種になります。返信が返ってこないと、「何か不快に思うようなことを送ってしまったのだろうか」「嫌われたのだろうか」と被害妄想するようになり、返信が来るまで物事が手に付かないことも。

   

LINEをやめたことで返信を待つ時間もなくなり、余計なことを考えてうじうじと悩む時間が丸ごとなくなりました。あまりの解放感に、自分がこれまでどれほどLINEに翻弄されていたのか思い知りましたね…。

   

3.迂闊に連絡先を交換せずにすむ

LINEは、バーコートリーダーなどを使い簡単に繋がれるので、ついつい迂闊に連絡先を交換しがちです。電話番号なら躊躇してしまうけど、LINEなら気軽に交換してしまう、という方もいるのではないでしょうか。

   

私もそうだったんですが、その場の勢いで交換し、後日後悔するということが頻繁に起きていました。

   

「なんで特に仲良くなりたいわけでもない人と交換してしまったんだろう」「交換すればするだけ、返信の量も増えるのに」と、翌日よく知らない人からのメッセージを見て謎の虚無感を覚えることもしばしば。

   

LINEを持っていなければ、連絡先を聞かれても「LINEしてません」と断れば良いだけの話です。嘘を付いているわけではないので、罪悪感もありません。LINEをしていないと伝えて、電話番号を聞く人はごく稀です。(私の場合…ですが)

   

そのため、LINEをやめたことにより、その場の勢いで連絡先を交換してしまうことが大幅に減りました。これも大きなメリットだと思います。

   

4.人に余計な連絡をせずにすむ

先述したように、LINEには、気軽にメッセージを送れすぎてしまう弊害があると感じます。LINEをやめたことで、相手を不用意に傷つけるようなメッセージや余計なことを送らずにすみ、他者とのコミュニケーションが慎重になったのは、本当に大きなメリットでしょう。

   

LNEをしていないと、連絡手段はメールか電話になります。

   

相手に伝えたいことがあった場合でも、メールであればある程度文章を推敲して送れますし、電話なら直接気持ちを話すことができます。電話はよっぽど話したいことがあるときしか使わないので、結果として余計なことを言ってしまう頻度は大きく減りました。   

   

「相手と常にコミュニケーションしていたい」という人にとってはメリットとはいえないかもしれませんが、私のように多くのコミュニケーションを望んでいないうえに、余計なことを言って嫌われたくないと思う方であれば、LINEをやめるメリットはたくさんあるように感じます。

   

会話不足で相手を深く分かり合えない不安もあると思いますが、実際合ったときに、面と向かって話してこそ伝わることというのは想像以上にたくさんあると思います。

   

LINEをしないことの4つのデメリット

次に、LINEをしないことのデメリットを見ていきましょう。

   

LINEをやめたことで不便に感じたり、後悔したりしたことは「グループの集まりなどで迷惑をかけてしまう」「相手に『嫌われてる』と思われてしまう」「ふとした瞬間寂しい」「LINEをしていない理由を何度も聞かれる」です。

   

1.グループの集まりなどで迷惑をかけてしまう

LINEをやめたことを一番後悔した瞬間は、グループの集まりなどで周囲に迷惑をかけてしまったことです。コミュニティに属している場合、集まりの連絡などは大抵グループラインで行われます。

   

グループラインに入っていない場合、誰かがわざわざ自分宛に、メールや電話など別の方法で連絡しなくてはいけないことになります。これは二度手間ですし、ほとんどの場合「めんどくさいな」と思われます。口に出していなくても、確実に心の中では思っていることでしょう。

   

そのため、そのコミュニティに普段から頻繁に連絡を取るくらい仲良くしている友達がいる場合、その人に連絡してもらうようすると、少しは反感を免れるかもしれません。 

      

それでも、親しいからといって誰かに迷惑をかけていることには変わりないので、結局問題解決にはなっていないのですが…。

こういった罪悪感に耐えられない方は、LINEをやめるのは考え直した方が良さそうです。

   

2.相手に「嫌われてる」と思われてしまう

LINEをしていない場合、好意的に思っている相手に連絡先を聞かれた場合に、嫌われてると思われてしまうことも。

   

どうやら「LINEをやってません」というのは、興味のない相手に連絡先を聞かれたときの常套句の一つのようであり、それが事実だったとしても、相手によっては「嫌われている」と思ってしまうことも。

   

そのため、LINEを持っていないことを伝えたあとは、すぐに「電話番号かメールなら大丈夫です」と笑顔で伝えましょう。

ただし、昨今メールはビジネスシーンでしか使わない、電話は基本しないという方も多いので、結果として好意的に思っている相手とあまり親密になれず終わってしまうケースも…。

その分、それでも電話をしてきてくれた人の勇気はすさまざじいものだったと思うので、そういった人は後世まで大事にしましょう。

   

3.ふとした瞬間寂しい

シンプルですが、LINEをやめたデメリットの多くは「寂しい」に集約されるかもしれません。LINEをやめると、他者からの連絡は極端に減ります。

   

はじめは、世界に一人ぼっちになってしまったような寂しさを感じました。

もちろん、連絡に追われるストレスから解放され自由を感じることができるのですが、自由と孤独は紙一重。その開放感は、時として孤独感に変わることもあります。

   

私は寂しさを感じたときこそチャンスだと思い、自分がやりたかったことに挑戦したり、趣味を増やしたりしています。それでも寂しさに耐えられそうにないという方は、やはりLINEをやめるのは考え直した方が良さそうです。

   

4.LINEをしていない理由を何度も聞かれる

LINEをしていない人は1〜2割程度なので、珍しがられることも。

   

初対面の場などでは、LINEをしていない理由を何度も聞かれます。

私はストレスを感じること以外特に理由がないのでそう伝えるのですが、それでもなかなか納得してくれない場合もあり「なにかあったのか」と何度もその話題を振られることも。

   

だんだん、LINEをしていないことを公表するのも迷うようになってしまいます。

しかし、グループラインの参加を促されたときにもごもごと躊躇していれば怪訝な顔をされますし、どこかのタイミングで伝えることにはなりそうです。

   

LINEをしない人の4つの特徴

   

 

最後に、LINEをしていない人の主な特徴を挙げてみました。

   

もちろん人ぞれ考え方や性格は異なるので必ずというわけではないのですが、このような特徴があるのではないかと憶測した個人的見解です。あくまで参考程度にご覧ください。

   

1.連絡が得意ではない

まず、頻繁な連絡が得意ではない人が多いのではないかと思います。

連絡に追われたり、連絡を待ったりすることで疲れてしまう方は、ストレスを避けるためあえてLINEをしていないという場合もあるでしょう。

   

2.人付き合いが苦手

人付き合いが苦手な人は、気軽に相手からの誘いが来るLINEが得意でなく、やめてしまうといった場合も。

LINEによるコミュニケーションで自信が傷ついたり、トラブルになったりした可能性もあります。

   

3.気にしい

気にしいの人は、LINEでのやり取りを重く考えてしまい、披露してしまうことも。

LINEが来ないと「何か悪いことをしてしまったのではないか」と悩み、他のことが手につかなくなってしまう。まさに私のことなのですが。

   

そこまでではなくても、LINEの返信に一喜一憂したり、「既読・未読」機能を気にしてしまう方は、LINEを苦手と感じることが多いのではないでしょうか。

   

4.一人の時間が好き

一人の時間が好きな人は、常に誰かと連絡を取る必要がなく、結果としてLINE自体やっていないという場合も。

   

基本的にLINEは、他者と繋がっていることを実感できたり、気軽に相手を誘えたりするツールです。

そもそも他者との繋がりがそこまで重要ではないという方は、そこまで魅力も感じないのかもしれません。

   

まとめ

以上、LINEしないことのメリット・デメリットなどをご紹介しました。

   

LINEをやめたいと思っている人は、LINEをやめた後のイメージが少しでもついたら幸いです。

身近にLINEをやっていない人がいるという方は、その人の気持ちがなんとなく分かったのではないでしょうか。

これは私の個人的な例なので、あくまでサンプルデータの一つくらいの感覚でご参考いただけたら幸いです。

   

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

参考:NTTドコモ モバイル社会研究所

   

<書いた人>

miki/ワーケーションライター。東京(の端)に生まれ育ち、日々ワーケーションを実施している。特に好きな作業場所はカフェ

LINEをしない人の特徴とは?LINEをやめることのメリットとデメリットも解説」への4件のフィードバック

  1. kn 返信

    こんにちは、コラム拝見しました。
    疑問なまま数ヶ月使ったLINEがやっぱり性に合わず(なんだか気持ち悪くて)アプリを削除した全く同じ境遇のひとりです。
    読みながら「そうそう!」と全てにすっごく納得して思わずコメントしてしまいました。
    ほんと、同感です。すっきりさせて頂きありがとうございました♪

  2. 名無しさん 返信

    自分のはCASIO京セラガラケーなのでLINEは非対応なのでしてないです。前の携帯もCASIOのガラケーだったので連絡は電話かSNSかe-mailか狼煙か信号弾で(≧▽≦) プラスメッセージが付いてたのでそれは使ってます。LINEしてなかったら連絡出来んやろ❗とか言う人がたまに居ますが手段は多岐あるのに何言っとんねんです(笑) あんたは最寄り駅で事故があったら交通手段思い付かんのか?と(≧▽≦) LINEしてないと不便 とか言うけど 全然不便ちゃいますよね レクサス乗りが軽四になれば不満たらたらでしょうけど 普段から軽四乗りは不自由感じないですもんね(^ω^)。 LINE信者は一定数居ますし、会社でもグループで揉めたりしてるの見たら LINEしてなくて良かったなあ と思います❗

  3. 堀川佳宏 返信

    正しくその通り。家族とのLINE、取引先、仕事仲間とのLINE。リアルタイムの色々な問題の共有や好きでもない飲み会の参加有無等、長年ガラケーをだましだまし使ってきて、流石にこのご時世ハード的問題によりスマホに転向しましたが、できればガラケーに戻りたいと考える日々。電話だけできるスマホプランがあれば救われるのだがと考える次第であります。

  4. ラインやめてもう何年 返信

    大賛成です。ネットは大好きで常時使っているけど、なぜ皆ラインに取りつかれているのか不思議。よく考えれば韓国産のもので、中国の人が多数使っている。韓国の日とはカカオ、を使うが多い。で日本は皆ライン?子どもたちまでが(主婦も?!) ラインがメインで、持ってないと連絡をくれないらしい。っていじめでしょ、そういう一方的連絡方法は。私と家族は使ってないけど、スッキリ暮らしています。ただ、これしか連絡しない、子どもたちが可哀想、不自然な気がします。

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